【オピニオン】クロップ監督にマネージャーの一つの理想像を見る

香川真司選手を擁したブンデスリーガのボルシア・ドルトムントをリーグ優勝に導き、また現在はプレミアリーグの名門リヴァプールにおいてUEFAチャンピオンズリーグを制覇する等、ユルゲン・クロップ監督は素晴らしい実績を出し続けている。
この実績には、彼が戦略を考え抜きそれが見事に機能している側面なども勿論あると思うが、同時に彼のチームを一つにまとめ上げる力も背景にあるように思う。
では何がチームをまとめるのか。
それは何より彼の選手への本物の愛情だと思う。
彼は選手を信頼して任せるし、またそれぞれの選手の考え方を尊重する。
リヴァプールに移籍した南野拓実選手には「やりたいようにプレーすればいいし、楽しめばよい」と声をかけている。
また力を尽くした選手達を愛情を込めてハグする姿からは、彼が選手達を家族のように本当に大事に考えていることが良く分かる。
そんな監督の下であれば、選手達は自分達を信頼してくれている監督の為にも力を尽くすだろうし、勝利という共通目標に向けて自然とチームがまとまるのだと思う。
どんなにマネージャーが知識や経験が豊富であっても、そしてテクニカルなマネジメント・スキルに長けていても、部下の心を掴めなければチームはまとまらない。
愛情がベースにあるクロップ監督のチーム作りから我々ビジネスマンが学べることは大きいと思う。(2020年2月2日)

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