【オピニオン】既存の組織を活性化する

先日某外資系企業マネージャーの方のお話を伺った。
彼女は転職してある部門を統括する役割を担うことになったが、その部門は当初人間関係がギスギスしており風通しも悪く、コミュニケーションも殆ど無いような活気のない職場だったとの事。
その彼女はそれでも職場環境を改善しようと、多くの時間を割いて部門一人一人との対話を継続して、彼女の部門メンバーが主体的に考えて行動できるように彼女が根気強くサポートを続けてきたことで、1年程で部門の業績のみならず職場の雰囲気も大きく改善したとの事でした(実際に部門の匿名アンケートでも部内の雰囲気の大幅な改善が明らかになったとの事)。
とは言え、このように既存の組織を外部から来たマネージャーが活性化することは決して容易な事ではないだろうし、効率を重視する外資系企業であれば場合によっては既存メンバーの入れ替えが必要と判断する場合もあると思う。
それでも既存の組織の一人一人を大事にすることを前提に組織の活性化に向けてこの方が挑まれたことは、とても貴重なことだと強く思う。
人を大事にする会社は、結局そこで働く人も会社を大事に考えて、会社の為に汗を流す。
そして困難を乗り越えた組織は何より強くなって一つにまとまることが出来るのだと思う。(2019年8月17日)

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