【オピニオン】ある友人の死から学んだこと
先日、まだ40代になったばかりの友人の突然の訃報に接した。驚きと悲しみで胸が詰まり、元気でいるものと勝手に思い込んでいた自分自身に深く悔いが残った。彼女とはお互いに年を取りながら、まだまだ色々な話をこれからもしていけるものだと思っていた。彼女は友人一人一人に繊細に心を配れる、優しく温かい心の持ち主であった。彼女の死を多くの友人が嘆き悲しみ、そして涙を流し、改めて素晴らしい彼女の生き様を痛感した。今回、私よりも若い彼女の死から多くの事を学ばせてもらった気がしている。
生は常に死と隣り合わせであり、1日1日生かされていることに感謝して、生き切ること。日々の生活の中でご縁をいただく全ての方に誠心誠意向き合うこと。そして自分の心にも誠実であること。慌ただしく過ぎていく時間の中で、明確にこのようなことを意識して生活していくことは決して簡単ではないが、彼女が教えてくれたことを胸に刻んで生きていくことを決意したい。
Kさん、楽しい思い出をどうもありがとう。心からご冥福をお祈りいたします。(2015年7月1日)