【オピニオン】ユーティリティープレイヤーの精神
広島や巨人で活躍された木村拓也選手(残念ながら若くして亡くなられた)は、ピッチャー以外のどこでもこなせる万能な選手であった。実際にベンチ入りできる選手の数は限られており、特定のポジションで交代できる選手がいなくなってしまった場合に、彼のような選手がいることでチームは救われる。普段内野手でならしていた彼がキャッチャー用のマスクをつけて、見事にピッチャーをリードしてピンチを救った時は、感動がこみ上げてきた。
彼のようにいくつものポジションをこなせる選手は稀有であり、野球の世界では大変貴重だと思う。
ビジネスの世界でも、会社がピンチの時に自分の専門分野以外でも最前線に立てるような方は重宝される存在になるだろう。
でも恐らくそんなスーパーマンのような方はなかなかいない。
そもそも会社は一人や二人が抜けても仕事は回るので、そんな特別な人は必要無い、という考えもあるかもしれない。
それでも木村拓也選手のようなチームスピリットを持っている人は、会社の中でも貴重な存在のはずだ。
木村拓也選手を木村拓也選手たらしめたのは彼の技術だけではなく、彼の「for the team」の精神にもあったのではないか。
彼のプレイにはそんな空気が滲み出ていて、チーム全体を強く鼓舞していたように思う。
そう考えると、経験や知識が十分でない若い方々であっても、色々な形で会社に貢献できる方法があるはずだ。
そしてそんな精神を持っている方が多くいる会社は、底力に溢れているのだと恩う。(2018年11月1日)
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