【オピニオン】キャリアパスの方向性を柔軟に切り替える事もアリ

ある若手の方で、新卒で入社された会社で最初の配属が当初希望していた部門とならなかったものの、業務内容が全く異なる別の部門でも大きなやりがいを見出されて、その分野でのプロとして道を切り拓く事を考えられていた方がいた。彼は転職後の中長期のパスも具体的に考えられており、その最初の一歩を弊社でサポートさせていただき、共に頑張りましょうとお話をしてまさに動き出そうとしたそのタイミングで、現職で異動の話が出てきた。異動先は新卒当初に希望していた花形部門であった。多くの優秀な新卒を採用しているその会社でその部門に行けるのは、本当に選ばれたごくわずかな人だけである。
どちらに進むのが正しいのか、それは彼にしか判断できないし、また彼が腹を決めて判断する選択肢が正しいということなのだと思う。彼は悩みに悩んで、現職に残り異動先で新たな挑戦をすることを決められた。
キャリアパスを戦略的に計画することは大事だと思う。一方でキャリアパスも含め人生全般なかなか思い通りにいかないのも事実であろう。その場その場で新しい想定外の選択肢がふいに出てきた時に、自分の心の声に素直になってそこに飛び込んでみるというのも勿論アリだと思う。見方を変えれば、計画通りに進むキャリアパスそしてひいては人生は面白味に欠けると言えるかもしれない(お叱りを受けるかもしれないが笑)。いずれにせよ選択の場面ではしっかり考えて後悔の無い判断を下すこと、腹を決める事が何より大切かと思う。現在新しい挑戦に挑んでいる彼を陰ながら応援していきたい。(2018年5月15日)

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