【金融業界動向】IEXの超高速取引対策からの示唆

米国のIEXグループは、超高速取引が引き起こす市場の不公平さに対処することをうたい、新しい取引所「インベスターズ・エクスチェンジ」を今日スタートさせる。実際に受注から売買までの時間を350マイクロ秒遅らせるという。NYSEやナスダックも同じ目的を持って各種対策を講じている。

既に超高速取引の規制に欧米が動いている中で日本でも規制のあり方に議論があるが、欧米の枠組みをそのまま取り入れるのではなく、是非多面的な議論を望みたい。

そもそも市場の公正や投資家間の公平性とは何をもって定義できるのであろうか。

超高速取引が市場のボラティリティを高めたり或は一般投資家を不利にするといった見方もある一方で、流動性供給やマーケット・インパクト緩和といった機能も一面にある。進化していくテクノロジーの導入なくして金融業界の発展はあり得ないが、今、金融業界の「哲学」が問われているのかもしれない。(2016年8月19日)

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